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メコン川が運ぶケーンの響き

この度の東日本大震災により被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。




4月に入り、本学にも新入生が入学してきました。授業も始まって、キャンパス内は賑やかです。
様々な楽器に親しみ、学ぶことができる博物館を、在学中にぜひ活用してほしいと思います。


さて今日は去る2011年3月19日に開催された第30回ミュージアム・セミナー「メコン川が運ぶケーンの響き」の模様をご紹介します。
出演は、ラオス伝統芸能団“ドクパーペッポントン”の皆さん。日本とラオスとは、距離こそそれほど離れていないものの、直通の飛行機便がありません。そのため出演者の皆さんには、乗り継ぎを繰り返し、長時間かけて日本まで来て頂いたのです。
しかし、そんな旅の疲れなど感じさせない、のびやかで楽しい演目を披露してくださいました。

ラオス01
左:ケーンの演奏 竹製の日本の笙のような楽器
右:昔使われていた管の長いケーン

長いほうのケーンは全長約2.5m、現在のケーンの2倍以上の長さ。長すぎて現在では使われていないため、今回の演奏用に特別に作られました。

ラオス語の「ラム」という言葉は「歌」を意味するそうです。今回のプログラムでは、老若男女による様々な内容の「ラム」が歌われました。

ラオス02
ラム・サラワン「母のふるさと」
少女が自分の故郷の美しさや豊かさを語り、人々を歓迎する歌



ラオス03
ラム・シーパンドン「シーパンドン爺さんの財産」
シーパンドン地方の美しい自然や人々の生活を歌う男女の会話のような民謡



ラオス04


ラオス05
ラム・シーパンドン「誘惑」
孤独な女性が素敵な男性に出会った時に誘惑する曲

飛び入りで「誘惑に耐える」役をしていただいたお客さんは、積極的な歌い手とは対照的に照れくさそうな様子。客席は大盛り上がりでした!

ラオス06
ラム・サラワン「片足で踊るサワラン」
一緒に踊ろう、笑おうという歌詞の、賑やかな曲
タイトルにあるように片足をあげて踊る



ラオス07

ラオス08


お話はおなじみ、西岡信雄先生。楽器の説明や歌のみどころ・ききどころを、ご自身のラオスでの実体験なども交えて解説していただきました。

ラオス10
バーシー
人生の節目や歓迎・送別等の機会に行われる儀式
お供え物を囲んで祝詞を唱える



ラオス09
バーシーのお供え物
花や米、お菓子などで飾られ、白い糸(台から垂れ下がっている)も供えられる



ラオス11
お供えしてあった白い糸を参加者の手首に結ぶ

この糸は途中で切ってしまってはご利益がなく、自然にはずれるまで結んだままにしておくのがよいのだそうです。


豊かなしぐさや表情、楽しそうに歌い踊る様子に、手元の訳詞をたどるのもつい忘れて引きこまれ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
年齢も様々ながら息の合った出演者一団は、まるで一組の大家族を見ているようでした。
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テーマ : 楽器
ジャンル : 音楽

2011-04-18 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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