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第71回ミュージアム・コンサート「ハープ この麗しき楽器たち」

2011年12月19日に、第71回ミュージアム・コンサート「ハープ この麗しき楽器たち」を開催しました。

演奏は、ハープ奏者の摩寿意英子(ますい えいこ)さん。音楽博物館の藤田隆館長(当時)とともに、楽器や演奏曲についてのお話もしていただきました。


シングルアクション・ハープ
シングルアクション・ハープ(フランス製/摩寿意さん所蔵)

ハープはペダルを踏むことで半音上がる仕組みになっており、1段階上がるのがシングルアクション、2段階上がるのがダブルアクションです。
この楽器は、マリー・アントワネットの時代に演奏されたという、装飾が華やかなハープです。貴族の女性が弾いていたこともあり、軽くて持ち運びしやすく、ペダルも軽い、といった特徴があります。弦を張るためにかかっている力は、隣にあるグランドハープの数分の一程度だそうで、それだけ軽い分、少しのタッチの変化で音色が変わる繊細な楽器です。


箜篌〔くご〕
箜篌〔くご〕(復元楽器/摩寿意さん所蔵)

箜篌〔くご〕は古代アジアで見られた角型ハープです。今回使用された楽器は、正倉院に残る楽器を基に復元したもので、絵柄は摩寿意さんのオリジナルだそうです。この箜篌で、同じく正倉院に残る8世紀頃の琵琶譜「番假崇(ばんかそう)」が演奏されました。


アイリッシュ・ハープ
アイリッシュ・ハープ(音楽博物館所蔵)

博物館の展示楽器です。古くなっていた弦を新しく張りなおしたので、見違えるようびきれいになりました。音もよく響きます。アイリッシュ・ハープにはペダルがなく、枠についたレバーを操作することで、半音上がる仕組みになっています。


ダブルアクション・ハープ
ダブルアクション・ハープ(アメリカ製/摩寿意さん所蔵)

グランドハープとも言われ、シングルアクション・ハープに比べて断然弦が太く、音も大きい楽器です。オーケストラの1パートとしても演奏されます。


藤田館長のお話1

ハープの支柱の内側にはワイヤーが通っており、ペダルを踏む動きを楽器上部に伝えます。そこにある金属部品が動いて弦を張る強度が変わり、半音上がるのです。


藤田館長のお話2
楽器を調弦する間、藤田館長がお話

同じハープでも、弦の太さや音の大きさの違いがあると、演奏するときの感覚が全然違うそうです。特に、シングルアクションとダブルアクションは、どちらかを弾いた後すぐにもう一方を弾くのはとても難しいとのこと。ですが、今回は色々なハープを聴いてもらおうということで、時代・仕組み・音色も様々な4種類もの楽器を弾き分けていただきました。演奏もさることながら、楽器の構造や作曲家についてのお話も興味深く、終演後にはお客さんがハープを取り囲み、装飾や構造を観察したり、摩寿意さんに質問したりしていました。

テーマ : 楽器
ジャンル : 音楽

2012-05-31 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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